願い事〜HANABI〜
ドドン!ドドン!
ピュ〜ゥ、ドーン!

響き渡る、花火の音。
次のヤツで、花火大会も終わり。

「今年は、あの人と当分行けないだろうなぁ」

彼女はそう思っていた。
砂の入ったビンを見つめながら―――。

次の日、彼女は、友人からの誘いで、買い物に出かけた。
8月も終わりに近いから、浴衣が値下げしたようだ。
お店に行くと、喉から手が出る程の欲しい浴衣がいっぱい。

「どれにしようか迷っちゃうな〜」

横で迷っている人がいた。
彼女も迷っていたが、よ〜く考えていたコトがあった。
それは、お金のコトだった。
ど〜しても足らなくて、友人から借りようかとも。
すると、彼女はピンと来た。

「ポケットに、砂の入ったビンが入ってるハズだ」

彼女は、ポケットの中を見た。

砂の入ったビンが入っていた。

思いを込めて、

「浴衣を買うお金をどうか・・・」

と。すると、サイフの中は・・・


お金が。


早速買おうと、浴衣を選び、決めたモノを

「コレ下さい」

と、言おうとしたら、

「すいませ〜ん、コレ下さ〜い」

と、横で迷っていた人が言った。

彼女は、口から何とも言えない状態だった。

家に帰って、とても落ち込んだ。

すると、電話が。

彼女の彼氏だった。

「最後の花火大会の日に、俺の家へ来てくれ」

と、言うのだった。


最後の花火大会の日―――。


彼女は彼氏の家へと向かった。
彼氏は快く迎えてくれた。


すると、彼氏が…


彼女の欲しがっていた、浴衣を出した。


「プレゼントだよ」


彼氏はそう言った。

そして―――。

ドドン!ドドン!
ピュ〜ゥ、ドーン!


二人は、素敵な花火大会を楽しんだ。


+END+
きらり
2005年08月14日(日) 14時34分03秒 公開
■この作品の著作権はきらりさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
どうもv同盟に展示させていただきましたv
背景とこの文を変えてみました(笑
悠久でお伝えしたとおり、サタルルのお題に参加させていただきますv
お伝えしたとおり(しつこい)03「人魚」でv

ではv

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No.1  華車  評価:50点  ■2005-10-20 23:36:03  ID:KBkoNExVYf.
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え〜、お題の投稿は都市の方じゃなくてコッチにお願いしますね;
因みに二重投稿もタブーです;;
どうやらラグウィのようですね。都市の方のコメントで辛うじて解りました;
私の理解不足でしょうか…(遠い目
まぁ、ほのぼのですね。
総レス数 1  合計 50

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