グレグス遺跡探索物語2
 ナ 今回シェゾは真相が曖昧なグレグス遺跡の探索に来ているわけですが情報を得てからかなり歩き続けて居ますがなかなか情報通りの物も見あたらずいらいらしていました。(笑)

シェゾ くそ・・・変な情報を掴まされたのか・・・世間的に有名だがここまで何もないとはさすがに情報の発信源を疑うな・・・これでは何も意味がないただ高い金を出しただけだな。

 ナ (前回も話しましたが遺跡自体が曖昧なので情報も曖昧なのです。それはシェゾ自身わかっていることなのですが、さすがにここまで何もないのでイライラしていて愚痴をこぼしているだけでした。(笑))かなり歩き情報を掴んだ日からそろそろ1週間ほどたとうとしていましたがなかなか見つからないのでさすがにシェゾの機嫌も悪くなっていました。

 シェゾ 1週間近く歩き探してここまで何もないとは・・・モンスターも噂らしいのは一切見あたらない上仕掛けも見つからん。・・・本当に誰が存在すると書いたのだ??遺跡の存在を信じてあると出任せを書いただけなのか????・・・そろそろ日が暮れる・・・近場の街も見あたらんからまた野宿になるか。多めに準備してきたがいつまでもこの調子じゃ飯の方が先になくなっちまうな・・・。

 ナ この1週間のうち街によることが出来たのは3日目の時だけでした。このときグレグス遺跡のことを聞いたのですがやはり有力な情報は得ることは出来ず酒場で聞いた情報とトレージャーハンターに乗っていた情報と同じでした。(中には話を聞いて嘘を真に受けて探すのかと馬鹿にして大笑いした者も居たのですがシェゾの放つ殺気にビビリ金を渡して即退散した者も居ました。)元々シェゾのすむ土地からかなり離れているので何か情報はないかと聞いたのですがほぼ同じ内容で収穫なしということでした。

 シェゾ 完全に日が暮れたか・・・仕方ない今夜はここで野宿だな。ここまで何もないとなると一体どの位かかるのかまるっきりわからんものだな。

 ナ シェゾは簡単な食事を済ませて翌日に探索を使用としたそのとき、わずかに草木を踏む音が聞こえたのでシェゾはとっさに身構えました。
 
 人 そこに誰かいるのかい?火の光が見えたからきてみたのだが??
 
 シェゾ 俺は別の土地から来たとある旅人さ。(声からして敵ではないと判断し構えを解く)今回ちょっとした場所を探しに来ているだけさ。

 人 ほほぉ・・・こんな辺鄙なところに探す場所なんかあるのか??物好きも居る者だなぁ

 シェゾ ある意味では物好きの部類さ。ところであんたは何者だ?何をしていたんだ?

 ガドラック・バグワーグ(以後ガドラック表示) 俺か・・・俺はガドラック・バグワーグ俺はちょっとこの辺に用があったんで3日ほど街から離れていたんだわ。狼をかっていたんだが1年ほど前になくなったんでその墓参りだな。

 シェゾ 狼か・・・よく手なずけたな・・・子供の状態から一緒だったのか??

 ガドラック そうだな・・・親とはぐれたのか知らんが弱っていたのを介護したら懐かれてな、それからは面倒を見てたんだわ。まぁ寿命でなくなった訳だが、弱っていたのがこの辺のことでな・・・怪我の処置やら飯を与えたら懐かれたのでかわいがったが家の近くじゃなくこの辺に埋めた方がいいかと思ってこの辺に埋めたんだわ。

 シェゾ この辺で何かとれるのか?

 ガドラック 珍しい訳じゃないが・・・まぁ木の実を取りに来ていただけだな。街ではあまり見ない木の実で他人には見せていないがね。毒性はないのは知っているから玉に食料として取りに来ていたわけだ。なんだかやみつきになってしまってな(笑)。

 シェゾ そうか・・・ところでちょっと聞きたいんだがグレグス遺跡に関して何か知らないか?

 ガドラック グレグス遺跡???曖昧な遺跡のことか・・・あの遺跡に関しては俺も本や世間が言うような情報しか知らないぞ。あの遺跡に関しては調べるやつは多いと聞くが・・・地図があるといっても本当にその場所にあるかわからない地図だからたいした成果が出ずに帰るやつも多いと聞くぞ。お前さんもそこを調べるのかい??

 シェゾ 興味本位さ・・・地図通りだろうそうじゃなかろうがその近辺を調べるのは別に何の成果がない訳じゃないからな。何もなければただの無駄骨だがな。(笑)
 
 ガドラック あんたみたいな物好きも居るのだな(笑)・・・そういえばちょっと妙なことを聞いたことがあるな・・・

 シェゾ 妙なこと????

 ガドラック ああ・・・どうやらグレグス遺跡の事だがある場所に行くと魔導を使う者はその場所では魔導を使えないという話を聞いたことがある。ただし、その場所ははっきりとわからないので闇に埋もれた情報かもしれないがな。

 シェゾ 何????魔導を使えない場所があるだと?何故それをあんたはしっているんだ?

 ガドラック これは俺の曾祖父が言っていたらしい・・・俺も詳しいことは知らぬが親父からその話を聞いたことがあるだけだ。ただ何故曾祖父がそれを知っていたのかは知らない・・・本に載っている情報を書いたのは曾祖父ではないのは確かだ。曾祖父は本を書くことは基本しない。祖父も親父も嘘を言っただけじゃないか??とあざ笑っていたんだがな。

 シェゾ ふむ・・・今まで聞いたことのない情報だな。場所は定かではない・・・か・・・ますます興味が出てきた。

 ガドラック まぁその魔導を使えない場所というか遺跡自体が与太話かもしれないな。・・・まぁ探すもあきらめるもあんた次第だ。俺はそろそろ移動するぞ。いい結果がでるのを祈っておくよ。

 シェゾ ああ・・・すまないな。これは今まで聞いたことのない情報の駄賃だ。とっておいてくれ。

 ガドラック 駄賃ほしさに話した訳じゃないんだがな。まぁくれるって言うならもらっておくよ。じゃあな

 シェゾ ああ。暗いから道中気をつけてな。

 ナ 偶々遭遇したガドラック・バグワーグから思わぬ情報を得たシェゾはその定かではない場所を探す事にしました。・・・しかしこの情報が思わぬ成果を得ることになるのはまだ先のことでした。
2016年04月10日(日) 22時22分40秒 公開
■この作品の著作権は隗さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
ご無沙汰しております。今回は遺跡に向かう道中のことを書き込みましたがかなり長くなりました。また制作もなかなか取り組むことが出来ず時間がたっての投稿になります。さて偶然出てきたガドラック・バグワーグですがこれは完全にオリジナルキャラクターです。今回の小説の魔導が使えない場所というのもオリジナル設定です。
まだ続きますが時間がかかりますので楽しみにしてる方は気を長くしてお待ちください。
(文才があまりにもなさ過ぎるのですがその辺はご勘弁ください)

この作品の感想をお寄せください。
感想記事の投稿は現在ありません。

お名前(必須)
E-Mail(任意)
メッセージ
評価(必須)       削除用パス(必須)    Cookie 



<<戻る
感想管理PASSWORD
作品編集PASSWORD   編集 削除