何かに呼ばれた気がした

ボクのまわりはずっと光ってた。
自分でも嫌になるほど、光ってて、ボクは自分が見えないでいた。

ある日、ボクの前に闇が来た。
今まで感じたことのなかった、闇。
その時は、びっくりしたけど、

ボクの光が少し奪われたからか、ボクは、
自分の闇が見えるようになったんだ。
いつしか闇はボクの中にいて、
自分でも無意識にだいじなものとして閉まっていたようだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
俺の周囲は闇だった。
光すら飲み込んでしまうほどの闇の中にいた。
俺は自分を闇の中で見失ってしまった。

ある日、光を見た。
今まで見えなかった、まばゆい光。
俺はその力を欲したいという思いでいっぱいだったようだ。
少しの光を俺の中に取り込むと、自分がいた闇が、少しずつ、
その光によって照らされていくのを感じた。

俺は、本当の自分が見えたような気がした。
いつしか俺は、俺の中の光を壊さないようにと
受け止めていた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あの日がくるまでは。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ボクの闇がいなくなった、突然知らない世界に飛ばされて。
また、ボクは、
真っ白になってしまった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
俺の光が姿を消した。どれだけ叫んでも、戻って来ない。
また、俺は、
漆黒に染まってしまった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
怖い、寂しい、会いたい、
ずっと君を探してた。

〜〜〜〜〜〜〜〜
今はどこにいるんだ。会いたい、
お前をずっと探していた。

〜〜〜〜〜〜〜〜

ずっと呼んでた。
その闇の名を。

〜〜〜〜〜〜〜〜

何かに呼ばれた気がした。
その光に似た何かに。

〜〜〜〜〜〜〜〜

「今日はカレーだよ、カーくん」
「ぐー?」
「え?元気ない?そんなことないよ〜」
その時、強い風が吹いた。
「うわっ……すごい風」

その風の中に、見慣れた姿が立ってた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「アル……ル……?」


あぁ、やっと、来てくれたね……

「シェ……ゾ……?」


「シェゾ、……会いたかった……!」
時雨 紫陽花
2013年03月23日(土) 12時25分03秒 公開
■この作品の著作権は時雨 紫陽花さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
こんにちは、以前アルナと恋雪を書かせていただいた、時雨紫陽花です。
今年から受験生ということで、
生存確認にシェアルを。
元ネタは15thです。
シェゾの何かに呼ばれた気がした。
がどう考えてもアルルが呼んでたにしか考えられなくて書きました。

この2人には、幸せになってもらいたいものです^^

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

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No.1  みえ  評価:--点  ■2013-03-23 19:24  ID:mWPJnUMHTjo
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はじめまして!
投稿小説に新作があったので着てみました!

やっぱりこの二人は幸せになるべきですよね!

受験頑張ってください!
総レス数 1  合計 0点

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