君に捧ぐ100の言葉 |
君はいつも儚げで 今すぐ消えてしまいそうで そんな君のひと時の優しさに身をよせてしまうんだ 散り行く華のような君に捧ぐ、100の言葉 ***君に捧ぐ100の言葉*** 「君は覚えているかい?」 ふと、何かを忘れさられたように口を開いた彼女に俺は何かを思わされた。 「唐突すぎたみたいだね。ボクは忘れたことはないよ。君からもらった言葉」 あぁ、彼女はまた不思議にことを感じてはそれを疑問に俺に難題をふっかけてくる。 彼女にしては日常会話のつもりなのだろうが 俺から言わせればそこらの哲学書を読んでるほうがまだ理解できる。 「100の言葉って知ってる?」 何も言わずに眉間にシワを寄せると彼女は結論を待つ俺の心情に気づいたのか彼女は 「もう十分言葉をもらったね・・・。シェゾには。 どんなにか忘れられたら嬉しかったかなぁ」 意味深に言葉をつぶやき、俺と顔を見合わせてニッコリ笑った。少しこらえきれなくて息をもらしていた。 少し小首をかしげて笑う彼女に俺は何もいうことができずに、お互いに笑っていた。 不意に何かを思い出したように顔を伏せて、さっきまでとは違う息をもらして、声を押し殺した。 「僕ね、もう行かなきゃならないんだ。 時がきてしまったから・・・。」 しんみりした空気。 隠し切れない。 流れる時を呪った・ 一瞬が永遠になることを強く願ったあの日。 最後の言葉を君に捧げよう。 |
時雨月 しぐ
2004年09月18日(土) 07時09分37秒 公開 ■この作品の著作権は時雨月 しぐさんにあります。無断転載は禁止です。 |
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No.2 華車 荵 評価:30点 ■2004-09-28 12:34:29 ID:RlKmr4ZO082 | |||||
うむ…何かラストラグナロクっぽいっすね〜。 いや、シリアスですってv(笑 なんだか詩みたいで良いv 最後の言葉…彼は一体何を言ったのだろうか? |
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No.1 リン 評価:10点 ■2004-09-27 10:08:56 ID:MZ/tUjlcirs | |||||
おぉ〜!!!! すごいですね!あたしにはこんな発想は生まれないので・・・うらやましいです。 あ〜ありゅりゅ〜!!!<サタンかよ どこへ行っちゃうの〜!!! シェゾ!止めろ!!・・・・なぁ〜んてつい感情的になってしまいました・・・。ホントにいい小説ですね! |
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総レス数 2 合計 40点 |
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